幻の脚本

 

 


『島はぼくらと』


著者 : 辻村深月
出版社 : 講談社文庫
初版 : 2016.07.15

読了日 : 2018.06.04



オキニイリ評価 ★★★★★


ーあらすじー

17歳。卒業までは一緒にいよう。
この島の別れの言葉は「行ってきます」。
きっと「おかえり」が待っているから。

瀬戸内海に浮かぶ島、冴島。朱里、衣花、源樹、新の四人は島の唯一の同級生。フェリーで本土の高校に通う彼らは卒業と同時に島を出る。ある日、四人は冴島に「幻の脚本」を探しにきたという見知らぬ青年に声をかけられる。淡い恋と友情、大人たちの覚悟。旅立ちの日はもうすぐ。別れるときは笑顔でいよう。

大人も子供も一生青春宣言!辻村深月の新たな代表作。

講談社サイトより引用)


ー響いた言葉ひとつー

p.304  この子が親友で、同級生で、本当によかった。


ー感想ー

2018年に読んだ本の中で、今のところ、ダントツで好きな話。高校生の青春と、島の大人たちの葛藤や折り合いなどが、読んでいてスッーっと入ってくるし、想像できた。夏クールのテレビドラマを観ているようで、とても満喫できた。