アイイロ アサギイロ
『子どもたちは夜と遊ぶ』上下
著者 : 辻村深月
出版社 : 講談社文庫
初版 : 2008.5.15
読了日 : (上)2018.6.27 (下)2018.7.3
オキニイリ評価 ★★★★☆
ーあらすじー
(上)
大学受験間近の高校三年生が行方不明になった。家出か事件か。世間が騒ぐ中、木村浅葱(あさぎ)だけはその真相を知っていた。「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番ーー」。姿の見えない『i』に会うために、ゲームを始める浅葱。孤独の闇に支配された子どもたちが招く事件は、さらなる悲劇を呼んでいく。
(下)
「浅葱(あさぎ)、もう少しで会える」『i』は冷酷に二人のゲームを進めていく。浅葱は狐塚(こづか)や月子(つきこ)を傷つけることに苦しみながら、兄との再会のためにまた、人を殺さなければならないーー。一方通行の片思いが目覚めさせた殺人鬼『i』の正体が明らかになる。大人になりきれない彼らを待つ、あまりに残酷な結末とは。
(講談社サイトより引用)
ー響いた言葉ひとつー
p.555
「だけど多分、好きだったんだ。初めて会った時から、多分ずっと好きだったんだ」
ー感想ー
上巻を読むのに、多少時間がかかったみたい。下巻はあっという間に読了。
大学生特有の感じがたまらなく懐かしくて、青春だなって感じがした。研究室とか実習とか…
暗い話なはずなのに、なんかほっこり。
やっぱり、辻村深月が好きだなって。